ポカミスが無くならない3つの理由と無くすための最初のステップ

ポカミスが無くならない3つの理由と無くすための最初のステップ

ポカミスとは?

うっかりミスや人的ミスなどの意図せず発生してしまったミスとして使われる「ポカミス」ですが、ポカミスの「ポカ」は、もともと囲碁や将棋において、通常では考えられない悪い手を打つことの意味が語源となっているそうです。

製造業においては、製品の不良やクレーム、ロスなどを出してしまうことを言います。

なぜポカミスは無くならないのか?

ポカミスは「突発的に意図せず発生してしまう」ため、発生することを完全に無くすというのは難しいと言えますが、その対策を諦めてしまっていないでしょうか?ポカミスが発生したら対策を打つけど、無くならないという場合が多くあると思います。

もし対策を取っているけど、ポカミスが無くならないという方がいらっしゃったら、それは「適切な対策を取っていないから」です。

ポカミスがなくならない要因は大きく以下の3つになります。

  1. 原因が分かっていない
  2. ポカミスの潜在化
  3. ルールを守らない

それぞれ詳しく説明していきます。

1.ポカミスの原因が分かっていない

「ポカミスの原因が分かっていない」というのは、ポカミスが無くならない1番の理由です。当たり前だと思うかもしれませんが、「原因が分からない」と「対策が取れない」。「対策が取れない」と「ポカミスはなくならない」という流れが出来てしまいます。さらに発生した「ポカミスの原因が分からない」という状態が続くと、延々と負のループが続いてしまいます。

このループを断ち切るために、注意したり、再教育や訓練をしたり、チェックシート、ダブルチェックなどを駆使して対策を打とうとしてもなかなかうまくいかないことがほとんどです。これは原因が分かっていない内に、よく言われているポカミス対策(ポカヨケ)を実施するため効果が出ない状態になっています。

そして、原因が分からないまま対策を打った状態で満足し、効果がないからと諦めてしまっているのではないでしょうか?

2.ポカミスの潜在化

ポカミスをわざと起こそうとして発生させる作業者はいないと思います。ですが、実際に発生させてしまうと「マズい!」と焦り、正直に報告せずにそのまま流してしまったり、隠れて修正したりすることもあるかもしれません。実際にそういうケースも多くあるそうです。

発生したポカミスが、人知れず隠れてしまっているとポカミスは潜在化してしまい、再発の危険性が残ってしまいます。

3.ルールを守らない

ここでいう「ルール」とは、例えば会社で定められている作業手順やポカミス対策のために設けた決まり事などです。例えば急な作業が入ったり、忙しさからくる焦りからチェックリストを順番にチェックしなかったり、確認が甘くなってしまったりすることがあるかもしれません。また、人は慣れてくるとどうしても簡単な手順を取ってしまいがちです。

ポカミスをなくすためには

ポカミスの再発を防止するためには、上記3つの問題を解決していく必要があります。

そのためにまず行なうべきファーストステップは「ポカミスの原因を見つける」ことです。原因を見つけることで、問題に対する適切な対策を打つことができます。

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まとめ

ポカミスがなくならない理由は一つではありません。「ポカミス」と一括りにされているため、考えから抜けがちですが、様々な要因によってポカミスは発生します。また、ポカミスは突発的に発生し、誰もがわざと発生させているわけではありません。

ポカミス対策(ポカヨケ)は調べるとよく出てきますが、その対策は適した形で実施しないと効果はありません。また、隠れてしまったポカミスやポカミスを減らすための意識改革としてルールの周知と徹底もポカミスをなくしていくための重要な要素になります。

「ポカミスがなくならない」とお悩みの方は、まず「ポカミスの原因を見つける」ことから実施してみましょう。

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